あなたは「FIRE」をご存知でしょうか。
FIREはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字。
本書は31歳にして早期リタイアを果たし、経済的自由を勝ち取った女性のお話です。
✨\この記事がオススメな方/✨
・アーリーリタイアをしたい
・お金持ちになる具体的な方法を知りたい
〜本の紹介〜
紹介文
著者のクリスティー・シェンさんは中国生まれ中国育ち。
1日44セントで暮らす貧困層で育った彼女が31歳にしてミリオネアにまでなるサクセスストーリーです!
著者名:クリスティー・シェン&ブライス・リャン
翻訳者:岩本正明
出版社:ダイヤモンド社
出版日:2020/3/18
頁 数:304ページ
評 価:[star-list number=4.5] 4.8
要約
この本は31歳で経済的自立を果たし早期リタイアした女性のお話です。
本書では「ポジティブに考えよう」「成功を具体的に思い描こう」など抽象的なものでなく、FIREのための超具体的な方法を教えてくれます。
無駄を省いて貯蓄にまわせ
モノを買うことには中毒性があり、モノに執着する人ほど不幸になります。
その点、旅や経験にお金を使う人は幸せそう。
モノをため込むよりも持たない幸せを知りましょう。
(まだ)好きなことに情熱を注ぐな
著者はライターになることが夢だったそうです。
こうして本を出版していますが、まだお金がない頃にライターだけでは食っていけないと考え、仕事を比較検討したうえで給与が高いエンジニアになりました。
経済的自由が手に入るまでは好きなことよりも稼げることを優先した方が良さそうです。
投資はポートフォリオ
インデックス投資を勧めています。
1銘柄に多くを投資をしたり、不動産を購入するのは避けた方が良いでしょう。
オススメなのは国債・社債・優先株・TSX・高配当株・REITなどに分散することです!
リタイアは収入の額でなく貯蓄の額で決まる
いよいよFIREに直結するお話です。
FIREの方法は『インデックス投資の利回り4%以内で生活する』です。
つまり、投資での利益で生活ができればお金を減らさず一生リタイアできるよという考え方。
年間400万円の生活費が必要であれば単純に計算して25倍の1億円を貯蓄すれば良いのです!
FIRE後のリスクは株価の暴落?
もちろんこの考え方では100%安全ではありません。
リタイアした直後に株価が暴落してしまえば、利益が0にならないにしても当然下がってしまします。
しかし、株価の暴落にも対応できる鉄壁メソッドが詳細に記されているのでご安心ください。
FIRE後の旅行は節約になる
著者である夫婦はFIRE直後から1年間海外を放浪したそうです。
そこでかかった金額はなんと
「400万円」
母国で暮らす値段と変わらなかったのです!
東南アジアなどの物価の安い地域に長く滞在すれば、生活費は安く収まるという素晴らしい仕組みです。
誰でもFIREできる?現実的な考え方
お金について書かれている書籍はたくさんありますよね。
億万長者になった人たちを見てみると3種類に分けられます。
① 収入が非常に高い人
(例:ロバートキヨサキ/スティーブ・ジョブズ)
② 投資が非常に優秀な人
(例:ウォーレンバフェット/ベンジャミン・グレアム)
③ 貯蓄が非常に優秀な人
(例:著者/JLコリンズ)
この中で貯蓄することが数学的に再現性が高く真似しやすそうですね。
FIREも夢じゃないかもしれません。
サイドFIREという考え方
FIREに到達するにはなかなか厳しいけれど、せめて週5日勤務をやめて時間を増やしたいという方におすすめの考え方があります。
それは「サイドFIRE」です。
生活費の一部は投資によるキャッシュフローから、残りは働いて給料から補います。
サイドFIREの実現ならさらに現実味を帯びてきますよね!
〜活用・まとめ〜
この本で得た学びを今日から私ゴトで活用しようと思います!
☑️ブログジャンルの選定
→やりたいジャンルをやることも大切だけどそれと並行して仕事として収益化できるジャンルを選ぶべきかなと感じました。
☑️無駄な支出を控える
→本書に書かれていたクローゼットの中で不要なものの見分け方が紹介されていました。やってみようと思います…!
☑️分散型の投資を始める
→貯蓄を増やすため、FIREを目指すための第一歩を踏み出そうと思います!
●本日のまとめ●
FIREできるかは収入額より貯蓄額が決め手!
ノマドライフも夢じゃないかも!
ビジネス書やお金にまつわる書籍は世の中たくさんあります。
「起業しよう」「ビジネスを始めよう」
そう言われてもなかなか一歩を踏み出せないのが世間一般的な本音ではないでしょうか。
その点で「FIRE」は普通の人でも現実的で実践しやすい考え方のように思います。
ぜひ、一緒にFIREを目指してみませんか?
さいごまで読んでいただきありがとうございます。