あなたの得意なことは何ですか?
あなたが寝食を忘れてでも熱中できるものは何ですか?
大人になってから自分の得意なことや熱中できるものが無く(わからず)過ごしている人ってとても多い気がします。
もちろん大人になって始めた趣味に没頭する人もいるかもしれません。
だけど、
「なんとなく周りに流されて新しい趣味を始めた」
「無趣味が嫌で無理やり探した」
「得意なものなんてひとつもない」
そんな人でも昔は、
「ピアノを弾けば右に出る者がいなかった」
「部活のエースだった」
「絵が上手で何度も入賞した」
「ダンスが大好きだった」
「ゲームを始めたら夜になっていた」
子供の頃には純粋に熱中したり、得意なことはあったはず。
それなのに大人になった今、趣味もなく得意なこともなく自分の個性というものがわからずにいる
子供の頃は純粋に楽しんでいたというのに。
終身雇用の時代、(私たちの親、もしかしたら人によっては祖父母世代になるでしょうか)
良い大学に入り良い会社に勤めて定年を迎えて年金をたくさんもらえることができた時代の方々は満遍なく成績が良く個性を出さず従順な人間のままでよいかもしれません。
でも現在は違います。
終身雇用はなくなり会社や国だけに頼ることは難しくなってきました。
個性を持って戦わなければ生きていけない「個」の時代が到来しました。
つまり若い世代はこれからの世界を生き抜くために奪われた個性、得意だったこと、熱中したことを取り戻す必要があるのです。
私は大人になって得意なこと、熱中できるものがわからない人が多い理由のひとつには「学校や家庭での教育体制」に問題があると考えます。
学校では美術や音楽、体育の成績がよい人がいても
受験勉強には必要ない。
だから切り捨てる必要がある。
では、受験に必要な5科目のみ頑張ればいいのか?
答えはYES。
主要5科目のみ頑張らせる環境にある。(高校受験を例にとってます!)
美術が得意でも、体育が得意でもそこは切り捨てて全身全霊で主要5科目に力を注がなければいけなくなる。
ここで得意なものを熱中したり伸ばす機会を奪われる人がたくさんいます。
更にその5科目の中でも得手不得手はあるはず。
数学は得意だけどどうも社会や国語の暗記科目は苦手、という人は得意な数学を差し置いて社会や国語に多くの時間を注ぎ込むことになります。
子供の頃って、自分の得意な能力を伸ばすことを差し置いて、不得意な能力を補填する作業に時間を費やしているのです。
それも若い貴重な時間を使って。

私たちがすべきこと、それは個の時代を生き抜くために自分の強み、熱中できることを明確に持つことだと思います。
あなたが子供の頃に熱中したものは何ですか?
寝食を忘れてでも続けたこと
成績では評価されなかったけど自信を持って得意だったこと
思い出してみてください。
いま、得意なものや強みがない人も、子供時代にはきっと何か熱中できるものがあったはず。
そしてそのあなたが子供の頃熱中したものがこれからの人生で役に立つヒントになることでしょう。
過去に戻ることはできませんが、
これからの行動を変えることは誰にだってできます。
一歩ずつ小さな歩みでも構いません。
これからの時代を生き抜けるようにあなたの個性を大切に育てましょう!